1.ウィルトンは織物(おりもの)のカーペットです

日本では「厚手の毛織物」のカーペットを「じゅうたん」と呼んでいます。ウィルトンカーペットは別名織じゅうたんとも呼ばれています。(1971年内閣告知)

また「だんつう」と呼ばれるものは織物に対して「手織のカーペット」を対象にしています。カーペットとは繊維製のパイルがあるものを広く対象にした呼び方ですがJISではより細かく分類されています。

  「100年の歴史を持つウィルトン織機(ショッキ)」
今でもウィルトンカーペットはこの写真の織機で製造されています。基本の原理は古来の機(ハタ)織と同じです。

2.ウィルトン織機(ショッキ)でパイル(立毛)を作ります

  機織機を原型にしたウィルトンカーペットの織機です。タテ糸ヨコ糸にパイル(立毛)を織り込んでカーペットに仕上げます。

3.ロール状のカーペットと織(オリ)組織

  ロール状に保管されている多数のウィルトンカーペット。

  カットセンターでロールカーペットが拡げられています。検品後必要寸法にカットされます。施工用はそのまま出荷。ピースカットラグはカット面を加工します。(織巾(364cm))

三本地 ウィルトンは裏地とパイル(立毛)が一体に織られているため、耐久性に優れています。特に3本地(麻糸)の裏地と三越織のウィルトンカーペットは施工性に優れ、安定した品質が高く評価されています。

  三越織 白い小さなワクに 3本の緯糸(麻糸)の断面が見えます。これが三越織の組織です。